ファラフェニの現在時間

ガンビアの時間に関する文化

ガンビアでは「Gambia time（ガンビア時間）」という言い回しがあり、予定の時間より遅れることがよくあるという意味で使われます。時間通りの行動はあまり重視されません。

イスラム教徒が多数を占めるガンビアでは、1日に5回ある礼拝の時間が生活リズムの柱となっており、仕事や学校のスケジュールもそれに合わせて調整されることがあります。

仕事よりも家庭や親戚付き合いが優先されることが多く、急な予定変更も日常茶飯事です。親戚の集まりや冠婚葬祭のために、会議や仕事が後回しになることもあります。

ガンビアでは、時間厳守よりも相手との関係性や信頼が重要とされます。遅刻しても、その後の会話や態度で誠意を示すことが重視されます。

予定時刻にこだわるよりも、その場の状況や空気に応じて行動する柔軟さが評価されます。結果よりも過程や人とのつながりを重視する文化的背景があります。

「急いでいる」ことが必ずしも良いとはされず、落ち着いて行動することが礼儀や知恵とされています。これは穏やかな気候や社会構造とも関係しています。

現地の人との約束は、時間通りに進まない可能性が高いです。1時間以上の遅れも珍しくなく、ある程度の「待つ覚悟」が必要です。

官公庁や銀行などは基本的に時間通りに開くものの、職員がそろうのが遅れることもあり、午前中が比較的スムーズに対応してもらえる時間帯です。

金曜日の午後は、イスラム教の集団礼拝（ジュムア）のために早じまいする機関が多くあります。手続きや訪問は午前中に済ませるのが賢明です。

ガンビアの結婚式は招待状に時刻が書かれていても、開始は2〜3時間後ということが一般的です。ゲストもそれを前提にゆったりと行動します。

屋外市場では、天候が悪くなると突然閉まることがあります。逆に天気が良ければ遅くまで営業することもあるため、予定は流動的です。

地方のミニバスや乗り合いタクシーは、時刻表がなく乗客が満席になるまで発車しません。待ち時間を読めない移動手段の代表例です。