ハイチ

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(データ時間 06:00 / データ取得 2025-09-01 04:30)

ハイチの季節イベントと気候

ハイチは年間を通じて熱帯気候に属し、乾季(11月〜4月)と雨季(5月〜10月)に分かれますが、便宜上、日本の四季にあてはめて、気候の特徴と主要な季節イベント・文化を解説します。

春(3月〜5月)

気候の特徴

  • 3月:乾季終盤で降水量が少なく、日中は28〜30℃、夜間は20℃前後
  • 4〜5月:雨季の始まり。5月中旬以降は午後を中心にスコールが増加し、湿度が上昇

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
3月 カーニバル(Carnaval) 2月末〜3月初旬に開催。乾季の晴天を活かし、街中で色鮮やかな仮装パレードが繰り広げられる。
3〜4月 ララ祭(Rara) 復活祭前の期間に各地で開催。路上を行進しながら太鼓やホイッスルで祝う。乾季終盤の涼しい朝夕に適した屋外行事。
4月 イースター(Pâques) キリスト教の復活祭。家族での礼拝・食事会が中心。雨季入り前の安定した天候で屋外での集まりも多い。
5月 国旗記念日(Fête du Drapeau) 5月18日。独立戦争を記念し、パレードや式典が首都ポルトープランスで行われる。乾季残りの安定した気候の下で開催。

夏(6月〜8月)

気候の特徴

  • 高温多湿:最高気温30℃以上、湿度70%超の日も多い
  • 豪雨・ハリケーンリスク:6月以降は熱帯低気圧が発生しやすく、短時間強雨や暴風に注意

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
6月 海の祭り(Fête de la Mer) 漁業コミュニティ中心に開催。降雨の合間を縫って漁の豊漁を祝う戸外行事。
7月 聖母被昇天祭(Assomption) 7月15日。カトリックの祝日でミサや行列が行われる。雨季の合間の曇天または小雨の中で実施。
8月 農村祭(Fêtes Communautaires) 各地域で収穫前の準備や共同作業を兼ねた祭りが行われる。高温多湿の中、夕方以降に集中。

秋(9月〜11月)

気候の特徴

  • 台風シーズン後半:9月は最も熱帯低気圧の影響を受けやすい
  • 10〜11月:降水量が徐々に減少し、湿度がやや下がる

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
10月 コーヒー・カカオ祭(Fête du Café et du Cacao) コーヒー・カカオ産地で開催。乾季入り直前の爽やかな気候で収穫を祝う。
11月 諸聖人の日(Toussaint) 11月1日。先祖の墓参りを行う習慣。乾季の涼しい気候で墓地への訪問が容易。

冬(12月〜2月)

気候の特徴

  • 乾季ピーク:降水量が最も少なく、湿度も低下
  • 日中の平均最高気温は28℃前後、夜間は20℃を下回ることも

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
12月 ジャズ・フェスティバル(Jazz Festival) 年末に首都などで開催。乾季の穏やかな気候で野外コンサートが楽しめる。
1月 独立記念日(Jour d’Indépendance) 1月1日。屋外パレードや式典を通じて国民的祝賀を行う。乾季の晴天が多い時期。
2月 カーニバル始まり(Carnaval Pre-Lent) キリスト教の四旬節前夜祭。乾季終盤の涼しい夜間に仮装パレードやダンスが行われる。

季節イベントと気候の関係まとめ

季節 気候の特徴 主なイベント例
乾季終盤〜雨季前半(降水増加開始) カーニバル、ララ祭、イースター、国旗記念日
高温多湿、豪雨・ハリケーンリスク 海の祭り、聖母被昇天祭、農村祭
台風シーズン後半〜乾季入り(降水減少開始) コーヒー・カカオ祭、諸聖人の日
乾季ピーク(降水・湿度最少) ジャズ・フェスティバル、独立記念日、カーニバル前夜祭

補足

  • 多くの祭りはキリスト教行事(カトリック)やアフリカ由来の伝統行事が融合して発展しています。
  • 農業や漁業のサイクルに合わせ、収穫・豊漁を祝う地域祭が各地に存在します。
  • 熱帯気候ゆえに降雨パターン(乾季/雨季)が文化行事の開催時期を左右します。

ハイチでは気候特性と深く結びついた文化・宗教行事が暮らしに根付いており、四季のような区分はないものの、日本のように季節感を持って楽しむ習慣が見られます。

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