イラク

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(データ時間 06:00 / データ取得 2025-09-05 05:00)

イラクの季節イベントと気候

イラクでは、四季それぞれに特徴的な気候の変化と、それに呼応した伝統的・宗教的行事が行われています。以下に春から冬まで、季節ごとの気候の特徴と主なイベント・文化をまとめました。

春(3月〜5月)

気候の特徴

  • 気温:3月は日中15〜20℃、4〜5月は25〜30℃前後に上昇
  • 降水:2〜3月に一時的な雨、4月以降は乾燥傾向
  • 特徴:砂嵐(シャマール)の発生が増え、空気が乾燥しやすい

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
3月21日 ノウルーズ(新年祭) ペルシア暦の新年。春分の日を祝う民族行事。野外での散策に最適な気候。
4月 イースター(キリスト教) イラク北部のキリスト教コミュニティで祝われる。温暖で晴天の多い時期。
5月初旬 イスラム教準備月(シャンワール) ラマダン明けのイード準備。乾燥した気候の中で屋外礼拝が行われることも。

夏(6月〜8月)

気候の特徴

  • 気温:6月に30〜40℃、7〜8月は日中45℃を超える猛暑日も
  • 降水:ほぼ降水なし、極度の乾燥
  • 特徴:日中は屋内避暑、夜間も熱帯夜となる日が多い

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
6〜7月 ラマダーン(断食月) 日中の断食で体力を消耗しやすいため、朝夕の気温が下がる時間帯に行事が集中。
7月14日 イラク共和国記念日 国民的祝日。高温の中、午前中の式典や夕方の祝賀行事が行われる。
8月 イード・アル=アドハ 犠牲祭。家族での集まりが多いが、猛暑のため夕方以降に祝宴が開かれることが多い。

秋(9月〜11月)

気候の特徴

  • 気温:9月は35℃前後、10月〜11月にかけて20〜30℃に緩やかに低下
  • 降水:11月以降にわずかな雨が降り始める
  • 特徴:湿度が低くなり過ごしやすい

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
9月中旬 アーシューラ(殉教祭) シーア派の重要な宗教行事。熱気が和らいだ涼しい朝夕に行事が執り行われる。
10月 デーツ(ナツメヤシ)収穫開始 秋の乾燥した気候が果実の糖度を高めるため、収穫作業が盛んに行われる。
11月 クルド地方オリーブ祭 北部クルド地域で開催。収穫期のオリーブと平穏な気候が観光客を集める。

冬(12月〜2月)

気候の特徴

  • 気温:日中は10〜20℃、夜間は0〜5℃にまで低下
  • 降水:12〜1月にかけて北部を中心に雨または雪の降る日がある
  • 特徴:イラク北部山岳地帯では積雪が見られ、南部は乾燥した晴天が続く

主なイベント・文化

イベント 内容・気候との関係
12月25日 クリスマス(キリスト教) 北部のキリスト教徒コミュニティで礼拝と家庭行事が行われる。寒冷な気候が特徴。
1月 冬至(イスラム暦不定) 正確な日にちは変動するが、寒さの中で家族が集まり温かい食事を囲む文化。
2月 ノー・ルーズ祭準備 ノウルーズに向けた準備期間。山岳地帯の残雪が溶け始める時期。

季節イベントと気候の関係まとめ

季節 気候の特徴 主なイベント例
気温上昇、砂嵐と乾燥 ノウルーズ、イースター
猛暑・極度乾燥 ラマダーン、共和国記念日、イード・アル=アドハ
気温緩和、乾燥・わずかな降雨 アーシューラ、デーツ収穫、オリーブ祭
寒冷・降雨・山岳部の積雪 クリスマス、冬至、ノウルーズ準備

補足

  • イラクの行事は主に宗教行事農耕・収穫祭に大別される
  • 四季の変化がイスラム暦行事の移動性と組み合わさり、年ごとに季節感が異なる
  • 北部と南部で気候差が大きく、地域ごとに行事の見せ方や時期が変動する

イラクの文化と気候は密接に結びつき、気温や降水パターンが人々の生活リズムや伝統行事の在り方を形作っています。

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