ペトロポリスの現在時間

ブラジルの時間に関する文化

ブラジルでは多少の遅刻は一般的で、10〜30分程度の遅れは問題視されにくい傾向があります。特にプライベートの集まりでは「時間通り」に来る方が珍しいとも言われます。

昼食は1時間以上かけてゆっくりととるのが一般的で、仕事中でもしっかりと休む文化があります。この時間帯にはレストランがにぎわい、街が一時的に静かになることもあります。

夕食は20時以降にとる人が多く、食後の時間もゆったりと過ごします。そのため、夜のテレビ番組やイベントの開始も遅めに設定されています。

ブラジルでは「効率」よりも「人間関係の維持」が重視され、会話や交流の時間が長く取られる傾向があります。時間の厳守よりも相手との関係性が重視されがちです。

生活全般において「急がない」ことが美徳とされる文化があります。無理に急ぐことはかえって失礼とされることもあり、全体的に穏やかな時間の流れがあります。

就業時間中は真面目に働きますが、勤務外ではプライベートをしっかり確保する意識が強く、仕事を家庭に持ち込むことは少ないです。

ブラジルではビジネスの場でも数分の遅れは珍しくありません。会議や訪問の際は多少の余裕を持ってスケジュールを組むのが賢明です。

都市部を除き、交通機関の時刻は参考程度と考えた方がよく、発着の遅れが日常的に発生します。移動時間は余裕をもって計画することが大切です。

商業施設は地域や曜日によって営業時間が大きく異なります。特に日曜日や祝日は営業時間が短縮されることが多いので注意が必要です。

招待状に「開始19時」とあっても、実際に始まるのは20時過ぎというのはよくある話で、これも「ブラジリアンタイム」の象徴です。

かつてはブラジルでもサマータイムが導入されていましたが、2019年をもって廃止され、国内の時間制度は通年で統一されました。

ブラジルは広大な国土を持つため、国内に4つのタイムゾーンが存在します。地域によって時差があるため、国内出張や国内旅行でも注意が必要です。