クウェートの現在時刻

クウェートの時間に関する文化

イスラム教徒が多数を占めるクウェートでは、1日5回の礼拝時間が生活の基本単位となっており、仕事や予定もこの時間に配慮して組まれることが一般的です。

夏季は特に気温が非常に高くなるため、日中の外出を控える習慣があります。多くの商業施設や公共機関では午後に長めの休憩時間が設けられることもあります。

日中の暑さを避けるため、家族や友人との集まり、ビジネスの会食などは夜に行われることが多く、深夜まで賑やかに過ごす文化が根付いています。

ビジネスやプライベートの場においても、時間の厳守よりは相手との関係性や信頼の構築が優先されることが多く、遅刻や予定変更に寛容な傾向があります。

訪問先で少し待たされることは失礼ではなく、「相手に準備の時間を与える」という配慮でもあります。急かすことは無礼と見なされることもあります。

急な予定変更や延長も珍しくなく、状況に応じた柔軟な判断が評価される文化です。効率よりも人間的な対応が好まれます。

政府機関や大手企業では時間厳守が求められるため、手続きや用事は営業時間内に余裕をもって済ませることが重要です。午後は早く閉まる場合も多いです。

6月から9月にかけては、正午前後の外出が危険なほど暑くなります。このため、多くの商業施設やレストランが14時〜17時ごろまで休業するのが一般的です。

ラマダン中は日没後に活動が活発になり、多くの店やレストランが深夜まで営業します。日中は閉まっている場所も多いため、訪問時間に注意が必要です。

クウェートの週の始まりは日曜日であり、金曜日と土曜日が休日です。特に金曜日は礼拝日として多くの店やオフィスが閉まります。

クウェートではビジネスの場でも、まずはお茶やデーツ（ナツメヤシ）を振る舞いながらの歓談が行われ、いきなり本題に入るのは避けられることが多いです。

夕方から夜にかけてショッピングモールがにぎわい始めるのがクウェートの定番スタイルです。深夜まで営業する店舗も多く、家族連れでの買い物も盛んです。